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​作:シライケイタ

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 今回ゆっくり歩いた宮崎県のとある地域には、至る所に神社がありました。観光地化した大きなものから、恐らく地元の人でも滅多に足を踏み入れないであろう小さなものまで、実に様々でした。太古の昔から連綿と繋がる時間の中で、神々に見守られながら現在に続くこの土地の物語を書いてみたいと思いました。「生者と死者」「神と人間」、こういった観念的ではっきりとは目に見えないもののなかにある人類の営みの豊かさと、現代人が忘れかけている大切な何かを描き出せたらいいなぁと思っています。

<2019年度後期ラインナップカレンダーより>

1974年生まれ、東京都出身。1998年、蜷川幸雄演出『ロミオとジュリエット』で白井圭太の名で俳優デビュー。2010年、劇団温泉ドラゴン旗揚げ公演に初の脚本を提供し、その後全作品の脚本・演出を担当。社会的なテーマのオリジナル作品から、映画や小説の舞台化など幅広い創作活動を行う。2018年、第25回読売演劇大賞にて杉村春子賞受賞。

​演出:立山ひろみ(宮崎県立芸術劇場演劇ディレクター)

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1979年、宮崎県宮崎市佐土原町出身。劇作家、演出家。宮崎県立芸術劇場演劇ディレクター。パフォーマンス演劇ユニット「ニグリノーダ」主宰。大学卒業後、劇団黒テントに所属し佐藤信、山元清多らのアシスタントを経て演出家デビュー。同劇団を退団後、自身のユニットを立ち上げ、言葉に偏らず、身体表現や音楽など舞台芸術の諸要素をセリフと等価値に扱い、表現の可能性を模索している。主な作品に、宮崎県立芸術劇場プロデュース「新 かぼちゃといもがら物語」#3『たのかんさあレンジャー』、日生劇場ファミリーフェスティヴァル2019 音楽劇『あらしのよるに』、オペラシアターこんにゃく座オペラ『おぐりとてるて 〜説経節「小栗判官照手姫」より〜』、劇団うりんこ『アリス』、デフ・パペットシアター・ひとみ『河の童―かわのわっぱ―』など。各地でワークショップなども行う。

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