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いよいよ稽古スタート!

  • 執筆者の写真: 宮崎県立芸術劇場
    宮崎県立芸術劇場
  • 2020年1月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年2月1日

 28日(火)に、ついに『幻視〜神の住む町』の稽古がスタートしました!

 最初に顔合わせが行われ、作者のシライケイタさん、キャストの皆さん、舞台美術や照明・音響、ヘアメイクやスタイリストなど、上演に関わる多くのスタッフが一堂に会しました。


 当劇場の佐藤寿美館長は作品について、「海幸山幸の物語と、現代の夫婦の物語がうまく重なり合い、(モデルとなった)土地が持っている面白さ、興味深さが感じられる。遠い昔の物語が、現代の我々の生活やものの考え方につながってくるんだなと思わせる」と話し、「人々の暮らしの中にある、その土地らしい言い伝え、伝わる習わしの中にある宮崎らしさ、そういうものが浮かび上がってくる舞台にしてもらいたい」と、期待を込めて語りました。

 演出を手がける立山ひろみ演劇ディレクターは、「宮崎だからこそできる座組で、宮崎だからこそ発信できること、ということが宮崎県立芸術劇場でできている」とシリーズを振り返りながら、キャストに向けて「おいしい宮崎の食や、素直で暖かい宮崎の人たちとの交流を楽しみながら、作品の中の空気の密度をねっていければ」と語りました。

 脚本を執筆したシライケイタさんは、「書いた僕の思いと、稽古場で作品づくりの最中にでてくるものとは、必ずしも一致するとは限らない。けれども、作家が何を考えているかにあまりとらわれずに、勇気をもって稽古場からでてくるものを優先してもらいたい。楽しみにしています」と話されました。

 顔合わせ後に、早速稽古がスタート。まずは台本の読み合わせが行われました。今回読んだのは、標準語版と宮崎弁版の2種類。宮崎弁版では、宮崎弁ならではのリズミカルな調子に笑いが起きたり、キャラクターの個性がより強まるなど、標準語との違いを実感していました。

  シライさんは読み合わせを受けて、「登場人物全員が、誰かを思いやっている」作品で、「作っていて稽古場が楽しくなる、稽古場の楽しさが伝わるような作品」を目指して書いたと話されました。

 シライさんの描く、登場人物たちのセリフの応酬に笑いが起こるなど、初日から笑顔の多い稽古場という印象を受け、上演がより楽しみになりました。


 
 
 

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