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台本の言葉を一つ一つ確かめて

  • 執筆者の写真: 宮崎県立芸術劇場
    宮崎県立芸術劇場
  • 2020年2月5日
  • 読了時間: 1分

 稽古はすでに台本を持ちながら実際に動いてみる、という段階に移っています。

 登場人物の台詞のやりとりやト書きの一つ一つを実際にやってみると、登場人物同士の距離感や関係性、空間やものとの関係性がより鮮明に浮かび上がり、作品の全体像が少しずつ見えてきます。

  たとえば、見知らぬ人に「こんにちは」と挨拶するシーン。たった一言の台詞でも、俳優の皆さんの受け取り方はそれぞれ異なりました。どういう距離感で、どういうテンションで発せられた台詞なのか、お互いにイメージを共有します。俳優の皆さんは宮崎に滞在して数日経ち、歩いていていろんな人に「こんにちは」とあいさつされることに驚いていました。宮崎の人にとって「こんにちは」がどういう言葉なのか、といったことまでディスカッションしながら、一つ一つの言葉を確かめていきます。

 台本の読み合わせから少しずつ作品が形づくられていく様子に、どんな舞台になるのか、一スタッフとしてとても楽しみです。

 
 
 

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